河北省任丘市出岸鎮段家務村の懸圃マンネンタケ栽培園に、マンネンタケを栽培している「80後」(1980年代生まれ)の兄弟がいる。兄の韓子南さんと弟の韓子夜さんだ。2014年、二人はそれまでの仕事を辞めて故郷に戻り、このマンネンタケ栽培園を始めた。
しかし起業の道は順風満帆ではなかった。食用菌の栽培経験が足りず、始めた頃に試験栽培したマンネンタケは満足のいく出来ではなかった。天津市、山東省、江蘇省などでの視察を経て、彼らは次第にマンネンタケの栽培技術を身につけ、鑑賞や薬用など多くの用途を兼ね備えているマンネンタケを栽培できるようになった。韓子夜さんはいたるところで製品を売り込み多くの展示会にも参加したところ、バイヤーからの人気を集め、だんだん販路が広がっていった。
現在、彼らのマンネンタケ栽培基地は広さが2ヘクタール以上、ビニールハウスが8つあり、一年でマンネンタケを10万株以上生産し、その生産額は約200万元に上る。兄弟二人はビニールハウスを改造しグレードアップさせ、栽培、加工、収穫、観光などが一体となった観光型生態園の建設を計画している。(写真は全て新華社の牟宇記者が撮影)
栽培園でマンネンタケの状態を確認する韓さん兄弟