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中国残留日本人孤児の生活の現状にスポット当てたドキュメンタリー「心安何処」が放送
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· 2025-08-21 · ソース:人民網日本語版 |
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今年、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年を迎えるのを記念して制作されたドキュメンタリー「心安何処」(仮訳:心の安らぎは何処に)が19日夜、東方衛視(衛星テレビ)で放送された。中国残留日本人孤児たちの運命にスポットを当てて、戦争の残酷さと平和の大切さを伝えている。中国新聞社が伝えた。
日本が1945年に敗戦し、無条件降伏した後、多くの日本人孤児が中国に取り残された。そのような子供に、親切で善良な中国の人々が助けの手を差し伸べて、大人になるまで育てた。中国と外国の戦争史上において、こうしたことは非常に稀なことだった。現時点でも健在の日本人残留孤児は全員80歳を超えている。
こうした現状を受け、「心安何処」の制作グループは中国と日本で緊急撮影を行い、中国の黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市、牡丹江市、長春市、遼寧省瀋陽市、凌源市、日本の東京、埼玉、名古屋、熊本、大阪などを訪問して、日本人残留孤児15人を取材した。そして、最終的に孤児6人、孤児の子供1人を選び、「心安何処」においてそのエピソードを紹介している。
「心安何処」は全編にわたってドキュメンタリー映像で構成されており、日本人残留孤児たちの中国と日本における生活の現状を客観的に記録している。また、残留孤児本人が語ることによって、中国人養父母の大きな愛情をありのままに感じることができるだけでなく、戦争が残留孤児たちに残した「傷」の深さが直接心に伝わってくる。
制作者によると、中国残留日本人孤児が人々の関心を集めることはこれまでほとんどなかった。彼らの運命は、戦争によって完全に変わってしまい、困惑と苦痛、悩み、無念を抱え続ける人生を送っている。そのような「心の安らかさ」の欠如は、孤児たちの人生を奪う悲劇であるだけでなく、戦争が人の感情に残した深い爪痕となっている。「心安何処」は、カメラを中国残留日本人孤児に向けることで、戦争の影響とそれがもたらす消えることのない「傷」を改めて見つめるよう多くの人に訴えかけている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年8月21日
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