李強総理は8日、訪問先のブラジル・リオデジャネイロで国連のグテーレス事務総長と会談した。新華社が伝えた。

李総理は「国際情勢が複雑になればなるほど、国連の権威を堅持し、擁護することがより必要となる。中国はグローバル・ガバナンスにおける国連の中心的地位を断固として擁護しており、各国と共に真の多国間主義を実践し、国連の諸事業をより良く推し進めることを望んでいる。現在、世界の安全保障は厳しい状況にある。中国は紛争問題の政治的解決を後押しするために、和平交渉促進の努力を数多く払ってきた。今後も、国連が緊張緩和を後押しするために独自の役割を果たすことを引き続き支持していく。各国は発展を国際的アジェンダにおける優先的位置に据え、グローバル発展協力の強化において連携し、貧困削減、教育、雇用、キャパシティ・ビルディングといった重点分野に資源を優先的に投入し、グローバル発展パートナーシップを立て直すべきだ。中国は責任ある発展途上の大国として、引き続き揺るぎなく開放を拡大し、各国と機会を共有し、共に発展していく」と述べた。

グテーレス事務総長は「国連は創設80周年を契機に中国と協力を強化し、国連憲章と国際法の権威を守り、多国間主義を支持し、一国主義に反対することを望んでいる」と述べた。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年7月9日